マクロビオティックとは?

古代ギリシア語「マクロビオス」を元にした造語で

マクロ(Macro) 大きい
ビオ(Bio) 生命・生活
ティック(Tique) 技術・方法

といった意味があります。

マクロビオティックの本来の意味は、
「大きな視野に立って、命を活かしていく方法」、
「自然に寄り沿った平和で自由な生き方」
です。

過度な食事制限をするのではなく、大切なのは「バランス・バラエティ・タイミング」であり、
今の自分に何が必要で、何が要らないのかを知って、暮らしに活かしていく事です。
楽しく美味しい食卓こそが、マクロビオティック的な暮らし方です。

3つの考え方

身土不二(しんどふじ)

文字の通り「身(体)」と「土(住んでいる場所)」は二つに分ける事ができないという意味です。
自分が暮らしている土地で穫れた旬の食べ物を食べる事で、今日の自分に必要なエネルギーが
チャージされ、健康で幸せな暮らしが実現できます。

一物全体(いちぶつぜんたい)

皮やアクを取り除かず、丸ごといただく事を「一物全体」と言います。
食べ物にはそれ固有のチカラがあります。言い換えれば「個性」。
何かを取り除いては本来の個性が発揮されません。
食べ物は丸ごといただくことで、本来のチカラを得る事ができます。
例えば、白米より玄米、野菜は皮ごと。
おいしく炊いた玄米は、ふっくら柔らかくとても美味しいです。
美味しい玄米を主食にする暮らしを大切にしています。

陰陽調和(いんようちょうわ)

食べ物には、体を冷やす陰性食材、体を温める陽性食材、陰陽のバランスがとれた中庸食材が
あります。季節や自分の体調の陰陽を知って、陰・陽・中庸の食材を上手に選びましょう。