『稲刈りから田植えまで』
この言葉、ご存じでしょうか。
これは30年前にかかりつけの漢方医から教えていただいた言葉です。
当時の私は、冷え性で低体温。
体温は35℃台、手足が冷たく寒さで舌が痛いと感じるほどでした。
体温を上げる漢方薬を処方していただいていたのですが、当時はまだ若く、冷えがそれほど体に影響を与えるとは思っていませんでした。だから漢方薬は飲むけど、他に温活らしい事は一切していませんでした。
この時にお医者さまに言われたのが、『稲刈りから田植えまで』です。
これは冷え性の人が注意するべき時期ということです。
お米は南方出身の植物。暖かいところでしか育たないので、お米の生育期間は暖かい季節ということです。
(今は品種改良や遺伝子組み換えなどにより、低温に強い品種もあるそうです)
三寒四温の春。
暖かい日もあれば、寒い日もありますね。
ただ、田植え前の今は暖かい日でも温活が必要なんです。
その時にお医者さまに言われた言葉は今でも覚えています。
「まだお若いので体に辛さはないでしょうが、
年齢を重ねると冷えが辛く感じるようになります。
気を付ける季節は春です。
春は暖かい日が続くと油断しがち。
ここで冷え性であることを自覚して行動をしてください。
稲刈りから田植えまでは油断しない!」
へ~っと思って聞いていた言葉が今頃になって思い出されます。
東洋医学を学んで、いろいろな方にお伝えしている中で、この言葉の意味がわかってきたんだと思います。
今では体温は常に36℃台あり冷え性を改善していますが、田植えまでは要注意!
冷えないように、体を癒して大切にしていこうと思っています。