お教室の生徒さんから質問があった『漬かり過ぎたぬか漬けの食べ方』について、少しお話してみたいと思います。
我が家のぬか床は20年以上経っています。常在菌がしっかりしているので、ちょっとお手入れをサボっても、暑い日に放置しても問題は発生しません。カビも発生しないし、変な臭いもナシ。そのせいか放置してしまって、野菜を漬けたことを忘れてしまうので、古くなりすぎたぬか漬けが発見されることがあります。
これは私にとってはラッキー!!なにしろ『古漬け=お宝』だからです。食べごろのぬか漬けは美味しいですが、古漬けには独特の風味があるんです。これを利用しない手はないですよね♡
では古漬けの食べ方についてご説明します。
①そのまま食べる方法
古漬けは塩気が多く、少し酸味があるので、これを生かします。粗みじん切りにして調味料として食べてみてください。
・マヨネーズとゆで卵に混ぜてタルタルソース
・ごま油と生姜を混ぜて冷ややっこ
・オリーブオイルとコショウを混ぜてドレッシング
②水に漬けて塩気を抜いて食べる方法
薄くスライスして水に漬けて塩気を抜きます。そこに生姜のみじん切りを混ぜます。
(写真はきゅうりの古漬けをこの方法で調理したものです。)
・お茶漬けのトッピング
・お茶請け
・おつまみ
私は②の食べ方が好きで、これを作るためにわざと古漬けを作ったりします。特にきゅうりの古漬けは最高に美味!冷たく冷やして暑い日の昼下がりに素麺のお供として食べるのは贅沢とも思えるんです。
「漬かり過ぎたぬか漬けは捨ててしまいました。」と言われると、ちょっと悲しくなります。捨てるより、どうしたら美味しく食べることができるのかとアイデアを巡らせる中に、暮らしの楽しさがあると思います。
フードロスを減らすという意味でも、腸内環境をよくするぬか漬けを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
食べ物のチカラはカロリーと栄養素だけではありません。その物が持っているチカラ(氣)を上手に取り入れることで、私たちはどんどん健康になりますよ。