皆さんは朝スッキリと起きることができますか?
毎年この季節は疲れが取れない、怠い、気分が重いなどの不調を訴える方が多くなります。この症状は東洋医学でひも解くと『肝氣』の弱りとなります。
東洋医学では春は『肝臓・胆のう=肝氣』が活発に働く季節です。
冬の間に溜め込んだ体の中の毒素を出すため、解毒工場である『肝氣』が活発になるんですね。この解毒工場は夜寝ている間にしか稼働しない上に稼働時間が4時間ほどと短いのが特徴です。解毒工場の稼働時間は、西洋医学では22時から2時、東洋医学では23時から3時と言われています。そして稼働する条件は「目を閉じて寝ていること」なんです。
つまり22時から3時までにぐっすり寝ているとしっかり解毒をしてくれるということです。体の中の汚い物がなくなると人は爽やかな朝を迎えることができますが、夜更かしをしたり眠りが浅いと解毒が中途半端になり、朝起きると体内に汚れが残っているので、朝から疲れているような症状が起こるのです。
~爽やかな朝を迎えるための食事のポイント~
〇春野菜をたっぷり食べる
〇梅干し、梅酢、ゆかりをとりいれる
〇レモン、ライムなどの柑橘類を料理に使う
〇わかめ、発酵食品(納豆・テンペ)をいただく
~睡眠のための生活習慣~
〇寝る3時間前までに食事を済ませる
〇夕方以降はデジタルデトックス
〇朝、朝日を浴びる
〇朝食に良質のたんぱく質を多めにとる
〇ストレスをためない
これらのことに気を付けてみてください。私たちの体は100%食べた物でできています。食事を変えれば体は変わります。そして私たちは暮らしたように思考するので、暮らしを楽しんでみてください。どうせやらなければならない家事なら楽しんだ者勝ちです。それでも生きていればいろいろなことがあるのでストレスを感じることもあります。自分なりのストレスリリースの方法を見つけておくのも大切ですね。
お教室では7月18日に『ストレスに負けない体作り講座』を開催します。詳細は1DAY講座をご覧ください。皆さんの暮らしに役立つ知恵がきっとあるはずです。
心も体も癒して養ってあげると応えてくれます。途中であきらめず、やり切りましょう!そのチカラが明日の私たちのチカラになると私は信じています。