先日、お寺の境内に梅の花が咲いているのを見かけて、春が近づいていると感じたらこの寒さ!暖かい春を迎えるのはもう少し先のようですね。
でもスーパーマーケットの食材は春です。ふきのとうやスナップエンドウなど春野菜が並んで、賑やかになってきました。この春野菜の中でオススメなのが『菜の花』です。キレイな緑に少しだけ黄色が顔を出していて、見ているだけで明るい気分になります。
陰陽五行で春は『木』に属し、春に活発に働く臓器が『肝臓と胆のう』です。言い換えれば、春は肝臓と胆のうが疲れやすい季節なんです。春は眠い、怠いなんてよく聞きますよね。これは肝臓と胆のうに負担がかかっているという意味です。この肝臓と胆のうを癒す食材が春野菜!
春野菜には上昇のエネルギーがタップリ含まれていて、食べれば食べるほど肝臓と胆のうを元気にしてくれるので、怠さも解消されていきます。中でもオススメなのが『菜の花』です。
実は菜の花に限らず青菜は肝臓に効くので、小松菜や青梗菜でもOK。ただこれらの野菜は一年中食べることができますよね。菜の花は2~4月だけ。今しか食べられないんです。肝臓を癒す上昇のエネルギーも多く含んでいるので、青菜の中でもこの季節は『菜の花』がオススメです。
もう一つオススメしたいのが『切干大根』です。
切干大根は冬のエネルギーに属し、体温を上げる働きがあります。切干大根にはカルシウムと食物繊維が多く、女性のお悩みを解消するのに役立ちます。
まだまだ気温が低い3月に体温を上げる『切干大根』と肝臓を癒す『菜の花』。これがこの季節の最強の組み合わせです。
切干大根の煮物に茹でた菜の花を合わせたり、水で戻した切干大根と菜の花をゴマ和えやそのままお醤油をかけても美味しいので、お手軽です。
ちなみに、切干大根の戻し汁は体の中の油を取ってくれるので、捨てずにお味噌汁などに使ってくださいね。
今しか食べられない菜の花。
たくさん食べて、疲れ知らずの体を作りましょう!