過ごしやすい季節になってきました。朝晩の寒暖差はありますが、日中はお散歩に行きたくなるような気候ですね。
この気温、食に携わる者としては発酵のチャンスとなります。
私は天然酵母、塩こうじ、醤油こうじ、甘酒、ぬか床、梅干しなど、自分で発酵食品を作っているので、この季節は手作り品のお手入れに忙しい季節です。
過ごしやすい気温 = 発酵に適した気温 ということですが、言い換えれば「お手入れを怠けると過発酵する」ことになります。
そこで今日はぬか床のお手入れ方法をお伝えします。
一度きちんと発酵したぬか床はとても丈夫なので滅多にダメになることはありません。冬の間は一週間から10日に一度かき混ぜるだけでお手入れ完了です。ただ、これからの季節は毎日かき混ぜる必要があります。お手入れを怠るとカビが発生したり、嫌な臭いがしたり、ぬめりが出たりしてきます。
日常のぬか床のお手入れ方法
1. 毎日かき混ぜる
酸素が全体に混ざるようにする
2. 水を抜く
野菜から出た水分をキッチンペーパーや
水抜き器で取り除く
3. カビが出たらその部分を多めに取り除く
赤や青などのカビは要注意
2~3か月に一度のお手入れ
写真のように発酵のエサになる食材や防腐剤になる食品を入れます。
本格的にダメになりそうな時
大きなボウルに移して空気をたっぷり入れるようにかき混ぜまます。再び容器に戻して捨て漬けをします。これを一週間から10日繰り返すと元気になります。
カビや臭いなどはぬか床が弱ってきた証拠です。ぬか床は生き物なので状態を確認しながら付き合っていきましょう。我が家のぬか床は25年になります。何度かダメになりそうな時がありましたが、丁寧にお手入れを繰り返して今でも我が家の健康を担ってくれています。
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ぬかのチカラは腸活だけではなく、肺やリンパもキレイにすると言われています。美味しいぬか漬けを食べてカラダの中からキレイになりましょう。